tome international art triennal
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登米アートトリエンナーレについて
実行委員長:佐藤 幸一

主催者代表の挨拶

KouichiSato_1_平成19年7月にSatoru Sato Art Museumがオープンしてから2年半が経過し、ミュージアムの展示やイベントなどを通じて少しずつ市民の美術への関心や理解が出てきたように感じられる 昨今です。Satoru Sato Art Museumは美術専門家の評価が高く、今後の運営には大きな期待が寄せられております。

この度、 こ のミュージアムをさらにピーアールしながら市民とアートが出会う機会を創り、アート空間の創造による市の魅力づくりなどを目的に、「登米アートトリエン ナーレ」が計画されました。

経済状況が厳しい中、美術館なんていらないんじゃないか!といわれている時代にありながらも、まちが、芸術文化によるまちづくりを標榜し始めているかのように全国各地において様々なアートイベントが開催されています。
そして、絵画や彫刻といった従来の美術の概念を超えた多様なジャンルのものにシフトし、人々の生活や、まちづくりなどにも絡みだし、広く受け入れられています。

世界的な造形作家サトル・サトウを育んだ田園都市、水の里登米市において開催する「登米アートトリエンナーレ」は、○、△、□、直線を基本とした幾何学構成アートに傾向を絞った全国でも珍しい、現代アートの祭典です。4名の海外招待作家を含む多くのアーティストやその作品を通して、「アートの持つ力」を感じていただき、アートを愛好する心を育みたいと考えております。

参加されるアーティストの皆さんと地域の皆さん、サポーターの皆さん、そして「理想郷」を訪れた多くの皆さんが、このアートイベントをきっかけに繋がりを持ち、地域全体の文化レベルの向上につながることを祈念いたします。

メッセージ:造型作家 佐藤達  Satoru Sato Art Museum

satoru_02_宮城県登米市中田町に登米市中田生涯学習センターが完成しましたが、その3階に、日本で初めての幾何学構成絵画中心のコレクションを展示する 「登米市立 Satoru Sato Art Museum 」が2年半前にオー プンしました。

収蔵作品は600点を超え、私の寄贈作品の他に、アート・コンクレ、 アート・ジオメトリック、シネテイク(キネテイック) アート、アート・コンステウルイ、ノ ン・フギュラテーフの傾向作品を追求する外国作家140名の作品を収蔵しています。

20世紀初頭に北ヨーロッパに発生した、デイ・ステイールやバウハウ ス、又、ロシア構成主義から、パリで企画されたアブストラクション・ク レアッションを経た歴史、幾何学構成アートの系譜を自認し、今、現代アーテイストとしてヨーロッパを中心に制作発表している作家達の作品です、単純な直線を用いたミニマル的な原始時代の洞窟画、幾何学構成のピラミッド、日本の建築では桂離宮に代表される自然と共有する幾何学構成空間の表現などから、幾何学的構成アートは人間の根源に関わるものと考えられます

今回、ミュージアムのコレクションと関連する丸、三角、四角、直線を中心とした幾何学構成作品の精神を、更に野外空間に挑戦する試みとして、作家たちが、ど のよう な形で幾何学構成アートと関わり、大地でどう表現して行くか、「ササニシキ」や「ひとめぼれ」で有名なブランド米の生産地としても知られている緑豊かな北上平野の最北端の地「登米市」の大自然と、幾何学構成空間を意識した作品との共存、共生に挑戦する新しい試みのアート・イヴェン ト・登米市国際アート・トリエンナー レ『 理想郷・幾何学構成アートの 祭典 』 を開催させて頂く運びとなりました。 普段、解りにくいと誤解されている幾何学構成空間の中で、市民が現地制作する作家と作品に触れ合うことで、癒しと新たな生命体が誕生するよう な、周りが更に活性する優しい風が吹く様な感 動が生まれ、子供達はじめ市民の皆様に未来への可能性や夢を抱けるようなイベントにしたいと願っ ています。

このイヴェントの企画に際してましては、登米市中田生涯センター所長はじめ担当スタッフ、市民ボランティア(実行委員会準備室)の方々の情熱により、市教育委員会はじめ担当部局、更に は登米市長のご理解を頂くことができ、3月の市議会で承認された計画であります。

招待作家や若手作家の皆様には、本企画の趣旨をご理解いただき、ボランテア精神を旺盛にされてのご協力とご参加をよろしくお願いいたします。此れ迄、ヨーロッパの影響を受けて戦前、マヴォの運動、戦後1960年代のニュー・ジェオメトリック・アートの運動が短期間存在しましたが、今、正に、日本における幾何学構成アートの改な可能性に挑戦する試みが今回の祭典と成る様、期待しています。